日本のキヌガサモヅルをDNAで分類する
私が研究対象にするキヌガサモヅルは、極域を除く世界中の深海域に分布すると言われており、日本では太平洋側に分布することが知られています。これらは地方によって形態が異なるのですが、それが種の違いなのか、確かめられたことはありませんでした。
私の先行研究(Okanishi et al., 2018)の結果、日本の深海域から得られたキヌガサモヅルには3つの系統があることが明らかとなりました。詳細な形態観察の結果、体の真ん中の盤を覆う皮の形態の違いが、この系統のうち二つの違いを反映することを明らかにしました。この結果を基に、系統のうち一つを、新種Asteronyx reticulataとして記載しました。
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